今回の模擬授業では身近な材料である新聞紙を使い、じかに手に触れて感触を楽しみ、球をつくってキャッチボールをするなどして材料に親みました。そのあとに、丸めた新聞紙に色画用紙を切ったりちぎったりして貼り、「鳥」をつくってみました。
保育・幼児教育の中では、絵を描いたり、ものをつくったりする表現活動を盛んに行います。このような活動は「造形」と呼ばれ、小学校の「図画工作」や中学校の「美術」とは、異なる面があります。それは、結果としての作品よりも途中の過程(プロセス)を大切にすることです。
模擬授業でつくった「鳥」は、見た目の美しさには欠けるかも知れません。しかし、できばえにこだわることは、保育・幼児教育における表現活動の意義からは外れてしまうのです。
大阪健康福祉短期大学
保育・幼児教育学科
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